ポインセチア

観葉植物

分類:トウダイグサ科トウダイグサ属

学名:Euphorbia pulcherrima

和名:ショウジョウボク

英名:ポインセチア

原産地:メキシコ

クリスマスの花として有名な花ですが、赤い部分は花ではなく葉の部分で、花は中心の
小さい黄色の部分です。最近では品種も色も多くなり、選ぶ楽しみが増えたように思えます。

置き場所

(春は桜が咲く頃からは屋外の日なた)
(夏は屋外の日なた)
(秋は屋外の日なた。11月頃から室内に取り込む)
(冬は凍らせないように 室内の暖房の影響を直接受けない日当たりの良い窓際)
越冬温度は品種により違いますが、5〜10°以上です。

太陽が大好きです。出来る限り日に当てましょう。
日光不足になると、葉が黄色くなって落ちてしまう事が有ります。
冷たい風に当てると黒く変色しますので、冬は無理に外へ出すのは危険です。
暖房の近くに置くと空気が乾燥して葉がちじれてしまう事か有ります。
また、温度が高いと咲き終わりが早くなります。

とにかく、日陰と強い暖房には弱いので注意!

植え替えは、春桜が咲き終わる頃から夏になるまでにやります。
用土は草花用培養土又は赤玉土(小粒)と腐葉土を3:2で混ぜたものなどで、元肥にマグァンプKなどを混ぜ込むのも有効です。

表面が乾いたら鉢の下から水が出るまで十分な量の水を与えます。
(過湿を嫌います。 水を頻繁に与えると根腐れし枯れてしまいます。必ず十分な時間を置いて 乾いた状態になってから水をやりましょう。)
どちらかと言えば根腐れしやすい品種です。

最近は底面給水の鉢に入っている物も有ります。この場合は側面の注水口から水を入れ、溜っている水が無くなったらまた入れてやります。

空気が乾燥している所では、時々葉面に霧をかけてやるのも有効です。

肥料

肥料は4〜9月にかけて液肥を7〜10日に一回又は緩効性の化成肥料を月に1回のペースでやります。
花が咲いている時は、肥料を与えない方が花持ちが良いようです。

栽培のポイント

咲き終わった花や黄色くなった葉は茎を残して摘み取ってやります。
花の咲き終わった跡から新芽が出てきます。それが新しい枝となり育って、先端に花を付けます。
また、背を高くしたくない場合は、花の後早めに伸びすぎた枝を、下の方の葉を残して切り取ってしまいます。すると、節の所から新芽が出てきて、それが新しい枝になります。
けっこう1年で大きくなります。

ポインセチアは短日性の植物です。暗い夜の時間が12時間以上にならないと花芽が出来ず、葉も赤く成りません。電灯のわずかな光にも反応しますので、夜は出来るだけ暗くなる所に置くようにしてください。
自然の日の長さでやった場合、赤くなるのは2月頃になります。
クリスマスに間に合うようにするには、9〜10月頃から短日処理と言って人工的に夜を長くしてやります。
夕方4時頃から翌朝8時頃まで工夫をして暗くしてやれば、1ヶ月位で花芽が出来ます。
けっこう面倒なので、とにかく夜は光が当たらない暗い所に置きましょう。

アブラムシ、オンシツコナジラミ、灰色かび病などに注意。


CONTENTS 花図鑑INDEX 花図鑑冬