地上部をこんもりと大きくするためには地下部(根)を健全に育てる必要があります。
私は毎年3月に挿し芽をして夏頃には大きな株(開花数100個以上)にします。
その方法を参考までに記述します。
1.3月の挿し芽で活着後鉢上げ(3号ポット)前に苗の先端をピンチ。
2.3号ポットでわき芽が伸びてきたとき(植え替え後2−3週間後)各枝2−3節残してピンチ。
化成肥料追肥。
3.4号ポットに植え替えして再度わき芽をピンチ(合計3回ピンチ)。化成肥料追肥。
ここまではあまり花を咲かせないで株作りに専念する。(大株の場合)
4.5月初め5号菊鉢に植え替え。葉色を見ながら適宜化成肥料を追肥。
5.6月初め7号菊鉢に植え替え。
6.7月に9号菊鉢に最終植え替え。開花は9月下旬まで続く。
いずれも肥土は赤玉土7と腐葉土3を主体に、燻炭、固形油粕・骨粉、緩行性肥料を混合したものを使用。
菊鉢を使う理由は、鉢の底がすのこ状で通気性と排水が良く根の呼吸に適しているから。
要は、生育に応じて鉢を順次大きくしながらピンチを繰り返して枝を増やし
通気性を最優先にした地下部環境を維持して肥料を切らさないことです。
葉色は常に濃いめの緑色を維持します。もちろん日当たりの良い環境下での話です。
一度に大きな鉢に植えると根が鉢の周囲にしか張らず
鉢の中央は根の密度が下がって効率が悪く生育も芳しくありません。
[2003年6月17日 16時13分14秒]