ビックリグミ(ダイオウグミ)の実着きが悪いのは、果樹によくある自家不結実性によるものです。
開花する時期が同じような他品種のグミ(夏グミ等)を近くに植え、訪花昆虫によって受粉させれば結実します。
これだともう1本植えなくちゃいけませんし、訪花昆虫がいないとアウトです。
グミの花は人工受粉させにくいですから・・・・・
で、もうひとつのお手軽手段として、ジベレリン(商品名:ジベラ錠)処理による方法があります。
これはいわゆる植物成長ホルモン利用によるもので、ジベレリンの他の使用例としてアセロラの結実促進や
葡萄デラウエアの種無し処理などに使われています。
お花の満開時、その2週間後の2回に渡って10,000倍に希釈(100ppm)したジベレリンをお花に噴霧します。
(10,000倍と言っても難しくなく、ジベラ錠1錠に対して50ccの水に混ぜればそれでOKです)
葉っぱにも噴霧すると更に良いそうですが、拙宅のグミの場合ではお花だけでも結実しました。
他に、トマトやナスの実着き促進剤として使われるトマトトーンと呼ばれる同じような成長ホルモンがありますが、
それがグミにも使えるかは判りません。
拙宅にはトマトトーンもありますが、グミに使った事はありません。
因みに、トマトトーンの取説にはトマトとナスのことしか書かれていませんでしたが、ジベレリンの取説には
トマトやナスのことも書かれているんですよね。
もしかしたらトマトトーンも使えるかも・・・・です。
参考
ジベラ錠(タケダ園芸):ジベレリン 2.78%含有
トマトトーン(タケダ園芸):4-CPA(パラクロロフェノキシ酢酸) 0.15%含有
[2002年6月11日 19時13分8秒]