タマシダは寒さにも強く、強光を嫌うシダ類の中では比較的光にも耐え、
丈夫な種類です。しかし、本来は森林の下生えとして生育する植物です
から、やはり吹きさらしで日の当たる戸外に寒い時期に出しておけば
傷んでしまいます。(^^;; 典型的な室内向けの観葉植物なんです。
まず株の中心の芽があるかどうかを確認してください。展開している葉が
ぼろぼろでも新芽さえ伸びてくれれば、いずれは回復してきれいな状態
に戻ります。逆に真ん中が傷んでしまった株は復活しないと考えてくだ
さい。
置場所は直射日光や風が当たらない場所にしてください。緑色の部分が
なくなってしまった葉は切ってしまって構いません。新芽が動き出す
までは決して土を強く乾燥させないようにしなければなりませんが、
だからといって土が充分湿っているのにざぶざぶ水をやると過湿で
根が腐ってしまいます。肥料や栄養剤の類は厳禁です。
とりあえず上記の管理を続けて1カ月くらい様子を見てください。貧弱な
芽でも中央から伸びてくればしめたもの。もともと丈夫なシダですから、
勢いがつけばちゃんと茂るようになります。
なお、シダの植え替えの場合は、根を乾かすと途端に活着が悪くなるの
で、極力短時間で済ませることと、株分けの時に細かく分けすぎない
ように気をつけてください。
[2002年5月3日 23時38分17秒]