ハイドロカルチャーは土を使わないので清潔感があり、水管理もわかりやすい
などの利点がありますが、反面寒さに対して弱くなり、水を溜めすぎて根腐れ
させやすいなどの欠点があります。またハイドロの場合、成長の早い植物をぎ
りぎりの生育環境下で育てて成長を抑え、サイズを保つのも一つの目的なので、
のびのびと大きくさせようとするとハイドロでは無理が生じます。
ベンジャミンゴムは環境の変化に反応して葉を落としやすく、それだけでも水
環境の変わりやすいハイドロ栽培には向きません。お店の方のアドバイスは適切
だと思います。
もちろん、馴らせばハイドロでも育てることはできますが、大きくするのであ
れば春以降暖かくなってから土植えに切り替えるといいと思います。
葉の傷みですが、枝元の古い葉が黄色くなって縮れるのは異常ではなく、普通の
葉換わりなので心配は要りません。展開したばかりの若い葉が傷んでしまうのは
空中湿度の低下よりも水切れや過湿など根のストレスに由来することが多いので、
そちらに気をつけてください。ベンジャミンは意外に水切れに弱く、強く土を乾
かしてしまうと葉がいっぺんに傷んでしまうことがありますのでご用心を。
[2002年3月2日 11時6分49秒]