「ハンカチノキ」という名前を持つ木は実は大きく分けて2種類存在します。
一つは中国原産の珍しい木で別名ハトノキと呼ばれるダヴィディア、そして
もう一つは黄色い小花の付根に白や赤、ピンクなどの大きな苞を持つコンロンカ
(ムッサエンダ)です。ダヴィディアの方は耐寒性があり、関東では戸外で普
通に越冬しますが、花は木がかなり大きくならないと見られません。ですから、
多分お手元のものはコンロンカの方だと推察します。
コンロンカだとすれば、よほどの温暖地以外は地植えは無理です。もともとの
分布が亜熱帯?熱帯の植物ですから寒さに弱く、最低でも7?8℃は欲しいと
ころです。ですから、普通は鉢に植えて管理し、冬は室内に取り込みます。
もっとも、熱帯産で寒さに弱いと言われながらも、ランタナやトケイソウ、
バンマツリなどは霜を避ければ戸外で冬を越す場合もありますので、成長を
止めているだけでまだ生きている可能性はありますが、春以降気温が上がっても
新芽が動かないようであれば枯れたと考えていいと思います。
うちにもウスギコンロンカの鉢植えがありますが、現在は室内で管理しています。
戸外に出すのは夜温が10℃を切らなくなってからになると考えています。
[2002年2月28日 20時58分53秒]