びわは初冬に花が咲き、その後ゆっくりと果実が成長し初夏に熟します。
食べられる大きさに育てる・・・。
初めて花が咲いたのならほとんど実がならない場合もあります。
人工的に受粉させてあげたほうが確率は高くなります。果樹には自分の
花粉では実がなりにくいものも多く(枇杷がどうだったかは忘れてしまいましたが)
近所に他の木があれば、その花粉を筆でつけてあげるとよいでしょう。
もし実がなってきても欲張らず、個数を減らしてあげたほうが良いでしょう。初めての
開花ですし、3メートルくらいなら10〜15程度にとどめると、全部ならせたより大きく
なりやすいでしょう。
あとはそのまま育てる他、特に必要ないでしょう。日当たりがいいほうが良いのですが、
地植えですからいまさら動かせませんし。丈夫で病害虫もほとんどないです。
ただし、種から育てたものは、ほとんどの場合親よりも果物としては品質が劣り、
買って食べたものより小さくなり、味もすっぱかったりします。
(枇杷に限らず、どの果物も同じで、改良が進んだものの種は親の性質を100%
受け継がないことが多く、たいていの場合先祖に帰っていくほうに変わります)。
市販されているような実を収穫したければ、接木された食用の苗を求める事となります。
実は同じものはあきらめて、もし食べられれば良しとし、最近人気の枇杷茶を楽しむ
などしてご利用ください。
枇杷の木は6〜10メートルくらいにまでなりますので、大きくしたくない場合は
芯をとめたり適宜選定を行ったほうが良いでしょう。時期としては9月以降の
日差しが強くないときがいいです。花芽も確認でき、適宜花芽をコントロールしながら
にゅっと伸びた枝、込み合った枝を間引きます。
[2002年1月18日 9時33分15秒]