あと数輪ならば花茎を根元から切ります。来年も咲かせるならば、後は切り花にして楽しみましょう。
この時、使用するはさみは1回1回熱湯にしばらく浸ける等して消毒します（ウイルス病を防ぐため）。
寄せ植えかと思いますが、基本的には一鉢一株で育てます（今は植え替えできないので、八重桜が咲く
頃まで待ちます（それまでの管理は下をご覧ください）。
植え替えは、一株ずつ一鉢（素焼きの鉢が一番楽）にして、鉢の底に網をしき、鉢底用の軽石なんかを
１／３位入れます。株は根を痛めないよう古いミズゴケを全部取り除き、死んだ根（ふわふわだったり黒く
なっている）を取り去ります。水で戻した新しいミズゴケで、根が自然に広がるよう根の中央に握りこぶし
大のミズゴケと入れ、根を広げたら更にミズゴケでくるみます。そして鉢に少し押し込むように入れます。
ぐらぐらするようなら、ミズゴケを更にまき、きつすぎるようなら減らします。鉢は小さ目にしてください。
一株植えた時に葉が、鉢の周囲から１／３−１／２はみ出るくらいで良いと思います。全部鉢の中に収まる
ようだと、大きすぎ。肥料は植え替え後数週間して、新芽が出てくるのを確認したら与えます。
水は苔の表面が乾いたらたっぷり（決して鉢皿に水はためず捨てる）。置き場所は木漏れ日が当たるようなとこ
ろで、風通しのよいところ・・・・（直射日光は駄目です）。
下は以前ＢＢＳ２に書き込んだものです。参考にしてください。
ファレノは、東南アジア・北インドが原産です。現地では木の幹に根を張り巡らせてくっついてます
（着生と呼びます）。
もともとこういう状態に生えていたものが親なので、これに近づければ簡単なはずなんです。
�‘�光は木漏れ日のような状態（レース越しのカーテン）
�⊃絽�りは、鉢の表面が乾いたらたっぷりと、底からあふれ出るくらい（鉢底に水は絶対ためない）
根はく雨季に触れるのが好きで、いつも湿っているのは苦手。
乾いた時にたっぷり水をやると、鉢の中の古い空気が出てきて、水がひいた後に新しい
空気を吸い込みます。水を良く切ってから皿に載せます。
（根は雨が降るとしっとり濡れるが、普段は空気にふれていて乾いている。）
�Ｈ醂舛眈�なくて良い
（木の幹にはそんなに肥料分はないでしょう。花が大きく改良されたものは少し必要ですが）
�ざ�気中の湿度は多めが好き
（ジャングルですから）
�ヅ�然暖かい所が好きで、1日の気温の変化が少ないほうが良い
��根がしっかりと張らないと成長が悪い。
（木の幹に張り付いて育とうとするので、まず根を張らないと風で飛ばされたりします）
こんな感じを保てば、良く育つはずです。
寄せ植えになっているのが最も厄介です。もともと1株ずつ育てたものを、間に詰め物をして
一つの鉢に植えているので、根の張っていない部分の水が抜けず、いつも鉢の中が湿りっぱなしです。
いずれは一株ずつ育てますが、鑑賞用には当面そのままで育てます。
このような場合は、霧吹きで鉢の中を軽く湿っている程度に保ち、葉にも霧吹きで
水を1日に数回吹いてやると失敗が少ないです。これは温度が保てない時も同様です。
根も太く、葉も肉厚なので、すぐに干からびることはないです。
花が咲いている間は肥料は不要です。
あとは
�｜繁爾良�・熱が直接あたらないようにする。
�⊃紊話箸�い日の午前中に、室温（１５度くらい）の水を与える。
�Ｌ世永�の最低気温を１３度（ミニなら10度）くらいを保つ。（窓辺は意外と冷えるので
夜は部屋の中央に移動するか、箱をかぶせるかしたほうがよい。最低でも10度を切ると難しいと思います。
�げ屬肋�し早めに切って切り花に（少なくともしたの花が枯れてきたら切ったほうが良い）
�ゥ譟璽垢離�ーテンごしの日光に当てる。
そんなに大変でもないので、ガンバって挑戦して、ぜひ来年も咲かせてみてください。
条件さえ整えてあげれば、意外と手間要らずです。
あんまり神経質にならず、出来る範囲でやってみてください。
[2001年3月1日 10時25分10秒]