種が採れない、または種から育てると成長が遅かったり花がつきにく
かったりする樹木の枝を適当なサイズに切って清潔な土に挿し、根を
出させて苗を作るやり方が挿し木です。ブーゲンビリアもほとんど種
が採れないので、増やすのは挿し木によることが多いですね。
ブーゲンビリアの場合あまり若く柔らかい枝では根が出にくく、失敗
することが多いので、青い枝でも少ししっかりした部分を挿した方が
成功率が高いです。また時期はできるだけ気温の高い時期の方が根が
出やすいです。私の場合、10cmくらいに切った枝を下半分の葉を取っ
て1時間ほど水に挿しておき(水揚げ)、それから赤玉土に半分ほど
挿し込みました。管理は外の光が挿さない室内の半日陰で行いました。
根が出るのは挿し木が容易な種類に比べるとかなり遅く1〜2カ月は
かかると見た方がいいです。空中湿度が低いとすぐ葉が落ちてしまう
ので、場合によっては挿し床をビニール袋の中にすっぽり入れて、乾
かないようにする(密封挿し)と発根率が上がるようです。成功率は
あまり高くなく半分くらいでした。根が出ると芽も動き出しますが、
ブーゲンビリアは根がもろいので、植え替えするときにはせっかく出
た根が折れないように気をつけて扱ってください。
[2001年4月8日 18時19分31秒]