モンタナの「くせ」で、根が窒息する、酸欠になると大きな木でもあっと言う間に枯れます。
1.基本的にクレマチスの根は過剰の有機物に「根あたり」しやすい性質がありますが、例
えばモンタナで腐葉土を30%加えると2年目には大抵枯れます。
2.モンタナの根は細根が発達して土中の根の密度が高い。
ですから買ってきた鉢に根が充満していたまま根鉢を崩さず植えつけたり、有機物(特に腐葉
土)をしこたま施用すると根が傷みやすく、一部の根が腐るとそれが有機物に加算されて更に
条件が悪くなり腐敗が連鎖的に根全体に広がります。
対策:
移植は根鉢を丁寧に崩して思いきり根を広げて、根が重ならないよう植える。
有機質の少ない、通気性の良い土、たとえば中粒の赤玉、軽石などに植える。
地植えなら有機質の元肥を施さないで、肥料分の少ない乾燥気味の場所に植えて根を広く張ら
せる。などです。殺菌剤で有効なものはまだ見当たりません。
肥料はすべて外部からの置き肥え、液肥で与えます。
モンタナは品種によって「根あたり」しやすいものとそうでないものが極端なので、個人の技
量に相応した品種選定すべきでしょう。
て剪定する
[2003年8月2日 0時39分9秒]