デンファレなら葉のついた太い茎の先端から細い花茎が伸びて花が咲いていると思います。
花がおわったら細い花茎を切ります(はさみは熱湯に5分くらいつけて消毒してください)。
残った太い茎は、次の芽を育てる養分を貯えているので、大事にします。養分を使いきって
しわしわになって干からびてくるまでそのままに。
何株か寄せ植えになっているのでしょうか?。この場合は鉢から抜いて一株ずつ植え直します。
寄せ植えのものは、出荷する直前に数株を大きな鉢に植えています。なので鉢から抜くと元の鉢
の根鉢が残っていると思います。それを一つ一つに分けて、同じか一回り大きい鉢に植えます。
植える材料は元と同じ物を使います。
デンファレをはじめランの多くは木の幹や岩肌に根を張り巡らしてくっついて育つ(着生)という
性質を受継いだものが多いのです。つまり、根は空気に触れるのを好む。雨が降るとしっかり濡れるけど
水は流れさる。木漏れ日があたる。風通りが良い・・・。根をしっかり張らないと生長を始めない
(根を張らないうちに大きくなると風で飛んでしまいます)。肥料はごくわずかでよい
こんな姿・性質が想像できますね(全部が全部ではありませんが)。
大きすぎる鉢は、根の張らないところに水がたまる、根を張り巡らせるのに時間がかかり生長が遅れる、
ので良くないのです。なので寄せ植えにせず、一鉢一鉢で管理したほうが楽です。
置き場所は明るい風通しのよいところがよいですね。特に蒸れたり、冷房の風があたったりすると
元気なくなります。花持ちは品種によっても違いますが、概して蒸れると早くしぼみます。
また、虫が入り込んで受粉すると、さっさと花を閉じて実を作ろうとします。
花時以外は真夏の直射日光を避けて、明るい風通しの良いところにおき、水は植え込み材料の表面が
乾いたらざーっと与え、鉢底から出た水は溜めずに切るか、鉢皿を使用しないほうがいいでしょう。
直射がきつくなくなったら午前中は日光に当てたほうがいいと思います。
肥料は新芽が伸びてきたら洋蘭用の肥料を少し与えたほうがいいでしょう(説明書に従って与えてください)。
時期は植え替え後1ヶ月たってから与えたほうがいいでしょう。また秋になって気温が下がったら止めます。
デンファレは高温性なので、最低10〜15度くらいを保つと良いでしょう。
なので秋になって肌寒くなってきたら部屋に取り込み、明るいところで管理します。
水はやや控えめにし、霧吹きで草に水をかけてあげ、肥料は厳禁です。
[2001年8月15日 10時51分49秒]